スポーツ医学

半月板について基礎|スポーツ医学/解剖学

 

どうも、ふじけんです。

最近、スポーツ医学についての記事を書いていなかったので、久々に書こうかと思います。

今回は半月板についての基礎医学からまとめてみようと思います。

現在サポートしている選手が半月板の手術を控えているのもあり、半月板について治療やリハビリテーションなども含め、

シリーズ化できたらと思います。

まずは半月板の基礎についてまとめていきます。

 

 

半月板とは

 

 

半月板とは、膝の内側、外足の両側に存在し、大腿骨と脛骨に挟まれる組織で、

三日月状の形をしていることから半月板と呼ばれます。

内側と外側に存在し、内側→内側半月、外側→外側半月と呼ばれています。

 

 

 

役割

  • 膝関節(脛骨大腿関節)の安定化
  • 荷重の分散
  • 衝撃吸収           …etc

 

 

形状

脛骨上関節面の内外側に存在する繊維軟骨になります。

膝関節(脛骨大腿関節)は、そもそも大きな凸面の大腿骨顆とほぼ平坦な脛骨関節面を持つため、骨性適合が低いのです。

半月板は脛骨上関節面に接する部分は平坦で、大腿側は外側が厚く内側に向かって薄くなる凹面の楔状の形状をしています。

この形状によって、接触面積を増やし膝関節(脛骨大腿関節)を安定させる重要な働きをしています。

 

 

内側半月

C字状の形状をした関節軟骨で、後方が前方よりも幅の広い形状をしています。

内側側副靭帯と強く結合しているため、可動域は狭く損傷も受けやすいです。

 

 

外側半月

O字状の形状をした関節軟骨で、内側半月よりも小さいです。

外側側副靭帯とは結合していないため、その可動性は大きいです。

 

 

半月板の可動性

半月板は膝関節の屈曲、伸展に伴い前後に移動します。

膝屈曲に伴い半月板は後方へ移動するわけですが、外側の方が内側に対して大きく移動します。

これは上記で説明している通り、内側半月板が内側側副靭帯と強く結合していることが影響しています。

またこの半月板の移動に関しては筋の作用も示唆されています。

内側半月板には半膜様筋が付着しており、外側半月板には膝窩筋が付着しています。

(外側半月板には半膜様筋も付着していると一部報告があります。)

これらの筋の作用によって後方へ引き出されます。

 

 

まとめ

半月板は膝の安定化や保護に大切な機能になります。

半月板の損傷を防ぐためにも機能や稼働性について知っておくことは大切です。

 

今後も半月板についてはシリーズ化していきたいと思います。

ご興味ある方はチェックしてみてください。

 

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