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トレーナーという職域、コーチとの違い。職域の理解。現場での悩み。|スポーツ現場

2020年10月18日

 

どうも、ふじけんです。

自分の職域って理解できていますか?

初めて現場活動に踏み切るトレーナーの皆さんが最初に打ち当たる壁だと感じています。

特に自ら営業して売り込む場合はこの壁にぶち当たります。

私もぶち当たりました。

なぜなら監督やチーム経営陣はトレーナーという枠組みを理解していないことがほとんどだからです。

私の場合は理学療法士という立場ですが、職域の理解とそこに求められる幅の広さに最初は困惑しました。

ここをはっきりさせるためには何が大切かをまとめてみたいと思います。

特に駆け出しのトレーナーや、今後トレーナーをやってみたいと思っている方に届いてくれれば嬉しいです。

 

 

 

職域の理解

まず自分自身の職域を自分が理解しましょう。

 

こちらはスポーツ医学検定の書籍を参考にさせていただいた図になります。

 


 

 

私の場合は理学療法士に当てはまるので、当然アスレティックリハビリテーションを主としたいところです。

また怪我に対する応急処置や再発予防などにも深く関われる様になりたいですね。

そのためトレーナーと言ってもメディカルトレーナーが主体になります。

しかし、現場でよくありがちなのがトレーナーという肩書きだけに対して、

パフォーマンス(アジリティーやスピード、パワー)に対するアプローチを求められることも少なくありません。

例えば、ラダートレーニングやスプリントトレーニング、プライオリティトレーニングなどを求めれるわけですが、

これに関しては正直専門外だと感じています。

ここは上の図にもある様にアスレティックトレーナーやS&Cコーチの方々の出番です。

本来はATさんやS&Cさんとタッグを組んでより細かな動きを私たちPTがアプローチし、

大きなパフォーマンスに反映できることが理想かもしれません。

自分の職域を理解して、自分の専門性を理解してもらうことが大切になります。

 

 

 

現場ならではの悩み

職域を理解してチームスタッフで役割を分担することが大切なのは誰もが理解していただけると思います。

しかし、特に駆け出しトレーナーとして活動する現場にはその様な人材が揃っていることは少ないです。

そのためその辺り全てを求めれらる様になってしまいます。

しかしここでブレてはいけません。

現場での活動経験というのは、必ず次の現場への架け橋となります。

ここで自分の専門性から外れて、競技動作の指導(私の場合サッカーやフットサル)を行なっていては、

上のチームで契約を勝ち取れた時に専門性を見失います

またそれだけ幅広い勉強をするということは、どうしても知識・技術ともに広く浅くなってしまいますからね。

治療化の方なら分かると思いますが、医学は常に進歩し続けていきます。

医学の世界は終わりはなく、常に勉強し続けなければついていけないほど奥が深いのです。

それならコーチングの勉強する時間があればフィジカルやメディカルのことを勉強します。

そのほうが専門性を磨けますよね。

あなたがトレーナーとして上を目指したいのであれば、どの様な現場でも自分の専門性を忘れず

突き詰めていった方がいいでしょう。

 

 

 

どうやって自分の専門性を理解させるか

自分がどこを突き詰めて活動していくことが大切が理解していただけたと思います。

あとは現場の人間を理解させられるかどうかです。

ここで上手く立ち回ることが、自分にとってもチームにとってもいい影響が望めると思います。

肝は監督やコーチ陣を含む、チームスタッフへの説明です。

いつチームと契約するかにもよるのですが、理想はシーズンOFFに入るタイミングですね。

大概のチームはシーズンの反省会や次シーズンへのチームスタッフミーティングを行います。

そこでしっかり自分の職域についてプレゼンすることです。

ただここで気をつけて欲しいのは、チーム内状況をしっかりと把握しておくことです。

チームが自分に何を求めているのかを理解した上でプレゼンしましょう。

あまりにチームが求めているものと自分の主張が違いすぎると今後活動に支障が出ますからね。

ここの空気の読み合いは経験でしか、中々語れないのですが相手の状況を見ながら自分の意思表示は必ず行いましょう。

最悪の場合何でも屋さんになりかねませんからね。

もしスタッフミーティングがない場合でも、情報収集をした上で自分から持ちかける様にした方がいいですね。

 

 

 

まとめ

  • 自分自身が自分の職域を理解し専門性を磨くこと
  • 上を目指したいなら、現場の状況によるが自分の職域だけはブレないこと
  • チームスタッフへのプレゼンを積極的に行うこと(チームない状況を見ながら)

以上のことが大切になると思います。

より良い現場関係を気づきながら自分の専門性を磨ける環境づくりを目指しましょう。

そうすることで、次の現場へとステップアップへつながると思います。

 

 

 

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