どうも、ふじけんです。
理学療法士がスポーツ現場で仕事をする際に、現場からオファーといった形はまずあまりないんですよね。
基本は自分から営業して現場に出向くことがほとんどだと思います。
私もそうです。
そのため、向こう(指導者)からしたら何を求めていいのかわからないことがほとんどです。
その結果最悪の流れとしては、指導者がトレーナーに丸投げとなり同じ時間に大人数を見ることになります。
こういった現状や悩みに直面していることは多いと思います。
私なりのその解決策や実践方法を紹介します。
指導者と話をする
まず指導者が選手をどうしたいかを聞き込みます。
その選手もしくわチームをどうしたいのかを確認し、方向性がざっくりでもいいので決まることで自分ができることも決まります。
そこで自分がその方向性に向かって何ができるかを提案しやすくなります。
より良い指導者であれば、その方向性がより具体的でその注文に合わせて評価・介入するだけで済みます。
もし、とりあえずトレーニングを丸投げされそうになったら、全体練習の中でその選手個々の特性を分別し少人数性に持っていくようにします。
例えば、フットワークが苦手な選手、筋力的に不足な選手、スキル面の問題の選手など、
ざっくりでいいので選手の苦手要素を分別して少人数へ括っていくようにします。
その上で指導者へ提案し、全体練習の中でチームをいくつかに分けてローテーションしてもらうようにしたりしています。
このような形で指導者の方向性を確認し、自分のやりやすい方向へ持っていくことが大切になります。
ただ気をつけなければいけないのは、自分の意見を押しつけすぎないことですね。
指導者を上手く巻き込むには
とはいっても指導者と馬が合わないことはあるかもしれません。
上手く提案したつもりでもサラッと流されてしまうことがあります。
上手く巻き込むためには試合場面を利用することです。
トレーニングの最後には大概どの競技でもゲームを行うと思います。
そのとき大概トレーナーはやることないのですが、この時がチャンスだと私は感じています。
ゲーム中の実際のプレーを指導者と密に話し込むことです。
指導者からしたらトレーナーからの視点がない場合もありますし、共感してくれることもあります。
また選手に対して疑問を投げかけても、上手く返ってくることが多いです。
ゲーム中は皆が感情的になりやすいこともあってか、そういった素の意見を引き出しやすいように感じます。
その言葉をヒントに、次はどのようなトレーニングを組んだらいいかなど考えるようにしています。
そもそも
そもそも指導者やトレーナーにおいて学んできているものが違うので、各々の考えを理解し合うのは簡単ではないんですよね。
だからこそしっかりと会話する時間を作ることが大切です。
今後のプランを見据える場合は食事など別の機会を作るようにしますし、
指導者の方向性を引き出す場合は試合などを通じてより熱くなってる時に聞いたり、
その場目的状況に応じて伝えることは伝え、聞くことは聞く、しっかり話し合うことですね。
まとめ
指導者と話合うって当たり前のことに思いますが、意外とできていないことが多いです。
また人間関係でもあるので、言うことは言うが引くときは引くことも大事、
完璧を求めすぎないことですね。
ただしっかりと指導者の意見を聞き引き出すことは大切で、それにはタイミングや環境なんかにも目を向けてみると、
思わぬところで次につながるヒントが出てくることもあるかもしれません。